クランクシャフトの芯振れチェック

クランクシャフトO/H前の芯振れ
0.36mm:NG(リミット0.05mm)
クランクシャフトO/H後の芯振れ
0.01mm以下:OK
クランクシャフトO/H前の芯振れ
0.36mm:NG(リミット0.05mm)
クランクシャフトO/H後の芯振れ
0.01mm以下:OK

2サイクルエンジンのクランクシャフトは圧入組立式の為、エンジンの使用時間、使用状況とともに各圧入部のズレ、抜けが生じます。
圧入部のズレは芯振れとなりエンジン異音、パワー低下、クランクケース破損等のトラブルの原因となります。
SAO TECではクランクシャフトを完全分解後、各パーツの洗浄/チェックを行いベアリング等の消耗パーツは新品純正パーツへ交換し入念な組立を致します。
高精度なクランクシャフトの組立/芯出しは、職人技の技量が必要とされますが航空機レシプロエンジン(=ピストンエンジン)、航空機タービンエンジン(=ジェットエンジン)のO/H実務経験者がその高度なエンジン修理テクニック/ノウハウをモーターサイクルエンジンにフィードバックし高精度なクランクシャフトに仕上げます。
また、20年以上の実績を持つSAO TEC独自のクランクシャフト強化加工であるピン打込みを行うことでより信頼性の高いクランクシャフトをご提供させて頂いております。


~芯出し精度について~
O/H後の芯出し精度は、作業者の技量による所が大きいのは事実ですが、常に0.01mm以下の振れをお約束するものではありません。
芯出し精度は、最終的には各パーツの固有精度に依存されますので、各パーツの組合せ精度が悪い場合は経験上0.03mm程度で限界になる場合がございます。