シリンダーボーリング

シリンダーボーリング加工価格
モーターサイクル 2サイクルエンジン
価格はツインシリンダー以上の1シリンダー当たりの標準単価です。
シングルエンジン等、1シリンダーのみは上記価格の2割増しになります。
ホーニング、各ポートの面取りが含まれております。

水冷シリンダー
RZ250/350 RZ250R/350R R1-Z RZV500R等

切削量(O/S加工量) 加工価格(税込)
φ+0.99以下 ¥14,300
φ+1.00~φ+1.99 ¥15,400
φ+2.00~φ+4.00 ¥16,500

空冷シリンダー
RD250/400 GT250/380 500SS 750SS等

切削量(O/S加工量) 加工価格(税込)
φ+0.99以下 ¥17,160
φ+1.00~φ+1.99 ¥18,480
φ+2.00~φ+4.00 ¥19,800


ポートの面取り
通常2サイクルエンジンシリンダーをボーリング加工業者にてボーリングを依頼される場合各ポートの面取りはしません。
そのままの状態で組み込んだ場合、ボーリング後早期にピストンリングのカジリ(焼き付きと判断されることが多い)が発生する事例がありますが、SAO TEC では、各ポートの適正な面取りを実施致します。
標準作業であり追加料金は頂いておりません。
2サイクルエンジンプロショップの強み
SAO TEC では、ヤマハエンジンを多く取り扱っている為、ヤマハ2サイクルエンジン専用シリンダーボーリング用JIGを製作し、能率的且つ高精度なボーリングを行っています。
また、RZ250/350のシリンダーのボーリング時は、ダミーヘッドを規定トルクで締め付けた状態で加工を行います。
標準作業であり追加費用は頂いておりません。
RZ250/350のシリンダーは、クランクケースからシリンダーヘッドまで貫通スタッドボルトによる締め付けです。(RZ-R、TZR等はシリンダーベース、シリンダーヘッド個別締め付け)
その為RZ250/350のような形状のシリンダーはシリンダーヘッドボルトの締め付けによりシリンダー内径寸法が影響を受けやすいので、エンジン組立状態と同じ条件でボーリング加工を行うことでより信頼性の高いシリンダーをご提供できるとSAO TECでは考えております。
ボーリング加工ご依頼時のお願い
シリンダーの付属部品(排気デバイスバルブ(YPVS等)、カバー類)は全て取り外して下さい。
YPVSバルブの分解方法

スタッドボルトは、こちらで脱着しますので取り付けたままでかまいません。
排気デバイスバルブ(YPVS)の脱着は、別料金にて承ります。
 排気デバイスバルブ分解のみ:¥550/1シリンダー
 排気デバイスバルブ分解/組み付け:¥3300+部品代(オイルシール、O-リング)/1シリンダー

汚れやガスケットを極力落した状態でお願いいたします。
汚れ等が過剰にある場合は、洗浄を別料金にて承ります。
 洗浄料金:¥2200/1シリンダー

シリンダーを塗装する場合はボーリング加工後にお願いします。
特に耐熱塗料は耐油性が低く加工工程で塗装が溶解します。
2サイクル水冷シリンダー・シリンダーヘッドの塗料はウレタン塗料等の耐油性の高い塗料をお勧めいたします。
2サイクル水冷シリンダー・シリンダーヘッドは運転時でも表面温度があまり上がらい為、耐熱塗料は特に必要ではありません。

シリンダーボーリングのご依頼の際は、ご使用になるピストンを事前にご準備頂き、シリンダーと共にお預け下さい。
ピストンは原則としてシリンダー数分必要です。
SAO TECで取り扱っているピストンキットをご購入の場合はピストンのご準備は不要です。

ヤマハ RZ250/350,RZ250R/350R,TZR250-1KT,R1-Z,TDR250用ピストンキット取り扱っております
SAO TEC では、ヤマハパラレル2スト系の豊富なサイズのピストンを取り扱っておりますのでボーリング加工時に適切なサイズのピストンをこちらで選択し、最小かつ最適なオーバーサイズ加工が可能です。
シリンダーボーリング加工と同時にSAO TEC 取扱いのピストンキットをご注文頂いた場合、シリンダーのみお預け頂けましたら加工完了後、適切なサイズのピストンキットとともにシリンダーをご返送(お渡し)させて頂きます。